血で血を洗う広告・SP業界。
その最前線でしのぎを削る、裏社会に生きる男たち。
仁義なき戦いの火中に産み落とされた猛者たちの言霊は、眩いばかりの輝きを放ちながら私を魅了してやまない!

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そのブロンズ肌の産地はきっと逗子・葉山あたりでございましょう。濃厚フェロモンを24時間漂わせる40代S氏。広告代理店。遊び人。モンテカルロ出身・・・というのはジョークだろう。時計やライター、手帳などの持ち物は超一流だし、声もむやみにいい。きっと日々、独身貴族の栄華を満喫しているのだろうなぁと思わせるに充分な貫録が羨ましい。

そんなS氏と仕事の打合せ。サントリーホールのようなやたらにいい声でのオリエンテーション(という名の華麗なるショー)が終わり、これまたむやみにいい声で最後に一言・・・

「オレが今まで見たことないようなデザイン、頼むよ」
でた〜! カッチョいい〜! 自信に満ち溢れた、なんて清々しいオレ様なフレーズ! いただきました〜!
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さて、こちらのブロンズ肌の産地は千葉のゴルフ場(温泉付き)といったところか。大阪が本社の某有名コスメメーカー宣伝部・50代前半N氏。宣伝部より取調室、洗顔石鹸よりも押収した大麻樹脂がよく似合う、コワモテ部長のそのお言葉は見た目通りにアグレッシブ。
以下、金額交渉にて・・・

「これ見てよ。ヤマちゃん。(別のパッケージを示して)もっと安くこれやるヤツおんねんで。どう思う?」
「それデザインしたの私ですけど。」
「あ、そうやった? まぁええわ。な、タダにせぇ言うてないで。海でも山でもないやんか。アタマん中から出てくるんやろ? アイデア。」

「仕入れがないんやから負けなアカンてぇ〜」
何だその理論! 初めて聞いた! 目まいが・・・。大阪は宇宙人の街ですわ。かなわんわホンマ。※思い出して書いているので変な大阪弁ですみません
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私の話しで恐縮ですが、花粉症なんです。30年以上の付き合いです。花粉とその薬でアタマがもうろうとする春先は、日常生活にも注意を払わなくてはなりません。ベンツやクルーザー、フェルメール等の高額商品は買い控えます。判断力が鈍るからです。

イベント運営担当Uさんと一緒に発注元の広告代理店でオリエンテーション。この日も花粉症の薬(劇薬)を飲んでいました。
場所は赤坂。こんな洒落てるビルヂングで働いてるOLさんらしく、トレンデードラマで見るようなべっぴんさんだ。打合せの素晴らしいところは美人とコーヒー(しかもタダ)を飲みながら楽しいおしゃべりができて、最後には繋がる本当の電話番号を教えてもらえるところだよね。

「・・・説明は以上です。何か質問はございませんか?」

「あのー、○○○っていうラーメン屋、どこですか?」

あれ? 今の誰? 凍りつく場の空気で我に返りました。私、やらかしてしまったのですね? もうろうとしていたのです・・・ 許して・・・

帰り際「しょうがないなぁ。タローさん。ラーメン食べてく?」とUさん。
その優しさに胸ズキューン! ラブ!
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仁義なき戦いの火中に産み落とされた猛者たちの言霊、いかがでしたでしょう?(最後のは猛者じゃなかったですね)
とにもかくにも、ヤマザキデザインへの発注は春先以外が良さそうですね(爆!
では、また!



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