燻製 燻製箱 薫製器 段ボール箱 作り方 燻製アマゾン

ある朝その箱やってきた 幾つの山越え 荒波越えて
遠くジャングルまだ見ぬ地から 
荒くれ男が運んでくれた
でっかい箱がやってきた でっかいロマンとやってきた

「男箱ひとり旅」by バロン山崎

でっかい立派なダンボール箱がやってきた! 捨てるにはちょっともったいない・・・。そうだ、燻製箱(くんせいばこ)をつくろう! 肉や魚を木のチップで燻して酒の肴をつくるのだ!
さぁ、燻製箱を作るための材料です。
まずはこのダンボール箱。次に焼き網2枚※なんと100円均一で買った焼き網が偶然のジャストサイズ! そして網を支える、10年間一回も使われることの無かったBBQクシ、計8本。
さっそく組み立て開始。
片面は閉じて目張りをしてしまいます。もう片面に、食材を載せた網の出し入れのための大きな開口を設けます。
建築物に見えるように屋根をのせましょう。
屋根裏部屋には窓も欲しい。
ハイ! こんな燻製箱をイメージして作ります! これさえあれば、わざわざ神田の「けむり」や「さくら」まで行かなくても、自宅の庭で燻製居酒屋気分が味わえるじゃありませんか!
▲ 完成予想CG(CGじゃないか)
合体です。軒もついていい感じ。
屋根のトタンを描いてます。こういう作業は無心になれて実に楽しい! 俗世を忘れしばし没頭。
屋根にはいい匂いにつられてやって来たネコを描きました。着彩にはリキテックスを使用しています。
最後に暖簾を取り付けて完成。サラッと書いてますが、ここまでの制作日数延べ3日の超大作でした。 完成写真は後ほど!
さて、食材の下準備です。
燻製づくりに欠かせないのが塩漬けの工程です。塩分を食材に浸透させることで水分を抜けやすくし、味わい深い燻製にしてくれます。
これはその塩水(「ソミール液」といいます)をつくっているところ。水10に対して塩1の食塩水にハーブや香草を入れ弱火で5分ほど煮込みます。
次に食材に塗るハーブオイルです。
オリーブオイルにニンニクを入れ、ローズマリーをパラパラと。一晩寝かしてできあがり。食材に塗って燻製にすると「てり」のある香り高い燻製になります。
鶏ささみ、赤鶏スペアリブ、ホタテ、そして酒蒸しにして片貝をとったアサリをソミール液に6時間ほど漬け込みます。

その後チョロチョロ流水で1時間かけて塩抜きします。
ペーパータオルで軽く水分をとった食材をネットに入れて、風通しの良い日陰で2時間くらい乾燥。